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ArcGIS Online をバージョン アップしました!

 

2014 年 7 月 4 日に、ArcGIS Online の最新バージョンをリリースいたしました。それに伴い、オープンデータ公開機能「ArcGIS Open Data」も正式版となりました。

今回の ArcGIS Online バージョンアップにおける主な機能追加・機能改善の内容は以下の通りです。

1. ArcGIS Open Data

ArcGIS ユーザによるオープンデータへの取り組みを支援する機能である「ArcGIS Open Data」が、今回の ArcGIS Online バージョンアップにより正式版としてスタートしました。

今、世界中の様々な分野の組織で、二次利用が容易な「オープンデータ」の構築と公開のムーブメントが起こっています。地理情報の世界も例外ではなく、「誰もがいつでも自由に入手し、活用できる GIS オープンデータ」のニーズは非常に大きなものです。GIS オープンデータを Web 上で検索し、入手するためのポータルサイトを、ArcGIS ユーザの皆様が簡単な操作で公開できるようにする機能が「ArcGIS Open Data」です。

 ArcGIS Open Data

ArcGIS Open Data で作成したオープンデータ ポータルサイトの例は、本記事末尾の関連リンクからご確認ください。

2. ArcGIS.com マップビューア

プレゼンテーション作成機能

特別なアプリケーションが無くても、ArcGIS Online の Web アプリケーションである ArcGIS.com マップビューア内で地図を組み込んだスライドを作成してプレゼンテーションを構成することができます。各スライドではレイヤのオン/オフやポップアップの表示、ベースマップの切り替え、スムーズなズームイン/ズームアウトをおこなうことができます。

プレゼンテーション作成機能

詳細はオンライン ヘルプ(プレゼンテーションの作成)をご参照ください。

フィーチャへのラベル表示機能

レイヤ内のフィーチャに、属性データを元にしたラベル(注記)を表示することができます。

ラベルの表示位置は自動的に調整されます。また、文字サイズ、色、スタイル、配置(アライメント)は自由に設定可能です。

フィーチャへのラベル表示機能

詳細はオンライン ヘルプ(ラベルの作成)をご参照ください。

3. 空間解析

ネットワーク解析での「徒歩」設定

これまでのバージョンでは、道路ネットワークを利用した最短ルート解析や到達圏解析を実行する場合、自動車での移動を前提にした解析のみでしたが、今回のバージョンアップから「徒歩」での移動設定が追加されました。これにより、「ある自社店舗から徒歩で5分圏内に競合の店舗はいくつあるか?」といった解析が簡単におこなえます。

密度の計算

レイヤ内のポイントもしくはラインフィーチャから密度サーフェス ポリゴンを生成します。このポリゴンは密度値の大小によって自動的に分類されます。

密度計算

ポイントの内挿

レイヤ内のポイントフィーチャが持つ属性値に従って内挿処理を実行し、フィーチャが無い地点の値を補間します。内挿処理の結果はポリゴンフィーチャとして出力されます。

4. ストーリーマップ – 「マップ ジャーナル」テンプレート

地図と、写真や動画などのマルチメディア情報を組み合わせて多彩なストーリーを語ることができる「ストーリー マップ」を作成するためのアプリケーションテンプレートとして、新たに「マップ ジャーナル」が追加されました。

このマップ ジャーナルは、特に長文のテキスト(ジャーナル)を地図と絡めてストーリーを語りたいときに有用です。テンプレートには、対話的にアプリケーションを構築できる「ビルダ ツール」が組み込まれており、簡単な操作でストーリー マップを作り上げることができます。また、このテンプレートを使用して公開したストーリー マップは、Web ブラウザだけでなく、スマートフォンやタブレットからも閲覧可能です。

マップ ジャーナル

マップジャーナル テンプレートを使用したマップの例は以下のリンクでご覧ください。

関連リンク

ArcGIS Online 製品ページ

ArcGIS Online ヘルプ:新機能について

 

掲載種別

掲載日

  • 2014年8月12日