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イベント情報
お知らせ
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活用事例紹介
ArcGISブログのご紹介
ESRIジャパン便り
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イベント情報
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米国カリフォルニア州パームスプリングスにてEsriパートナー カンファレンスが下記の日程で開催されます。
名称:Esri Partner Conference
会期:2015年3月7日(土)~10日(火)
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米国カリフォルニア州パームスプリングスにてEsriディベロッパー サミットが下記の日程で開催されます。
名称:Esri Developer Summit
会期:2015年3月10日(火)~13日(金)
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お知らせ
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阪神・淡路大震災から20年の節目にあたり、神戸市が震災の記録写真を オープンデータとして公開しました。これを受けESRIジャパンでは、 全記録写真のうち、震災発生直後の被害状況を表す写真、および復旧・復興状況を表す写真と想定撮影地点を示すマップを組み合わせた「阪神・淡路大震災の記録」ストーリーマップ4種を作成し公開しました。
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マップギャラリー
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国内外から様々なマップをご紹介しています
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活用事例紹介
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◆ 【麻布大学】
短期間で森林整備状況のデータ化と活動内容の公開を実現
◆ 【シスコシステムズ】
グローバルサプライチェーンの合理化と顧客への高品質なサービス提供を支援
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ArcGISブログのご紹介
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ESRIジャパン便り
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ESRIジャパンでは阪神・淡路大震災から20年を迎えるにあたり、神戸市のオープンデータを利用し4種のストーリーマップを作成(2015年1月14日プレスリリース参照)しました。制作にはESRIジャパン社員の中でも、神戸にゆかりのあるメンバーが集まりました。今回は本プロジェクトのリーダー木田社員にストーリーマップの作成秘話について聞きました。
「阪神・淡路大震災の記録」4種のストーリーマップ
※画像をクリックするとマップに飛びます
「阪神・淡路大震災の記録」ストーリーマップ作成のきっかけは?
もともとは、ESRIジャパンのオープンデータ推進の取り組みとして、自治体が公開したデータを活用してマップを作成することを検討していました。そのような中、神戸市が「阪神・淡路大震災『1.17の記録』」サイトを開設し、震災当時の記録写真の画像データを二次利用が容易なオープンデータとして公開したことがきっかけです。当時小学生だった私は、大阪府内で阪神・淡路大震災を経験し、強烈な体験として記憶に残っていました。震災後すぐ、(被害の大きな地域ではありませんが)神戸市内に移り住み、復旧・復興の様子を見聞きしたことも思い出しました。
震災当時の様子を伝える貴重な写真アーカイブをオープンデータ化することが、震災の経験を広く継承することにつながると神戸市は考えたのではないか?そして、この写真を活用することが、オープンデータを活用する手段を持ち合わせている ESRIジャパンにとって重要な役割なのではないかと強く思いました。そこで、記録写真とその撮影地点をマップと連動させて表示することで当時の状況を伝え、次の世代へ広く継承する契機となるマップが作れないかと考え、ストーリーマップ作成チームを結成することになったのです。
「阪神・淡路大震災の記録」ストーリーマップをどのように作成したのか?
作成するストーリーマップは、阪神・淡路大震災の発生直後の状況と、復旧・復興の様子を表すものとして、「ビル・商業施設」、「鉄道・駅、道路、みなと」、「火災、液状化」、「復旧・復興」の4種類としました。 最も苦労したことは、記録写真の撮影位置の特定作業です。撮影情報には緯度・経度情報はなく、おおよその撮影位置が記されている程度です。そこで、神戸にゆかりのある社員がチームに加わり、手分けして写真の想定撮影位置を特定することにしました。
実際の作業は、「位置特定チーム」と「ストーリーマップ作成チーム」に分かれて行いました。まず、位置特定チームが ArcGIS Online 上で共有した編集用マップを開き、記録写真とその撮影情報を確認し、神戸市外に仮置きしているポイントを実際の想定撮影位置に移動させます。撮影情報として住所が記載されている写真や、馴染みのある場所の写真であればすぐに撮影位置を特定できますが、そうでない写真は、写り込んだ施設名や形状、方向、道路の幅やカーブの具合などを頼りに位置を特定しました。このような方法ですので、建物レベルまで撮影位置を特定できた写真もある一方、街区レベルまでの特定度合いにとどまった写真もあります。
想定撮影位置の特定を終えたら、次にストーリーマップ作成チームの出番です。位置特定を終えたデータを用いて、ストーリーマップ作成用にサイズを整えた写真画像を各ポイントに添付していきました。その後、作成する4つのテーマごとにレイアウトや説明文、背景画像などのデザインを施し、ストーリーマップを完成させました。
1枚1枚撮影位置を特定していくと、メディアを通じて見たことがある写真でも実際の被災場所と紐付けて記憶していなかったものも多くありました。ストーリーマップを作ることによって、当時の震災が「どこで」、「何が」起きていたのかを改めて認識し、記憶をたどる貴重な機会になったと思います。
プロジェクトメンバーからのコメント
このように、チームの思いが詰まったストーリーマップです。ご家族・ご友人と、そして防災・減災教育で、当時を伝えるために広くお役立ていただければと思います。